神風流の教本

『神風詩吟集〈別版〉』

『神風詩吟集』の初版発行は、昭和11年です。日本の歴史を語るものそのものであるとの考えから、初版より掲載内容は変わっていません。

頼山陽「題不識庵撃機山図」(鞭声粛々)、朱熹「偶成」(少年老い易く学成り難し)など、有名な漢詩を収録しています。吟詠の基礎を学びます。

【主な内容】 
乃木希典「金州城」「爾霊山」「凱旋」「陣中作」
石川丈山「富士山」
頼山陽「八幡公」「本能寺」「蒙古来」
徳川斉昭「大楠公」  水戸光圀「詠日本刀」
細川頼之「海南行」
西郷南洲「偶感」「城山」「僧月照墓前作」
釈月桂「題壁」 梅田雲浜「訣別」
橋本佐内「獄中作」  菅原道真「九月十日」
広瀬武夫「寄家兄言志」「正気歌」  佐原良純「白虎隊」  
大塩平八郎「四十七士」 伊藤博文「飲某樓」 
李白「早発白帝城」「贈汪倫」「望廬山瀑布」
杜甫「絶句」 白居易「菊花」
王維「送元二使安西」  他


『新編・古今名吟集』 

『神風詩吟集〈別版〉』とともに、長年にわたり吟詠の基本的な教本として使われています。

【主な内容】
李白「峨眉山月歌」「黄鶴楼送孟浩然之広陵」「哭晁卿衡」 
杜甫「貧交行」「春望」「登高」
白楽天「琵琶行」 項羽「垓下歌」 杜牧「山行」「清明」「題烏江亭」
広瀬淡窓「桂林荘雑詠」 木戸孝允「勧学」「偶成」
元田東野「中庸」 菅原道真「八月十五日夜月全語旧」
吉田松陰「辞世」  他


『続古今名吟集』

詩吟神風流創始六十五周年を記念して刊行されました。
詩吟神風流二代目総元岩淵神風先生による附付けです。
中国詩82、日本詩21、和歌43首の構成となっています。

【主な内容】
李白「客中作」「獨坐敬亭山」「送友人」「越中懐古」「月下獨酌」
杜甫「月夜」「漫興」
白居易「府西池」「聞夜砧」 元槙「遺悲懐」 嵯峨天皇「山夜」
良寛「半夜」
伊藤博文「日出」 福沢諭吉「偶成」 正岡子規「送夏目漱石之伊豫」 他
和歌
(明治天皇御製 昭和天皇御製 吉田松陰 佐久間象山 
 柿本人麻呂 行基菩薩 素性法師 源実朝 静御前
本居宣長 石川啄木 若山牧水 他) 


『朗誦』


『神風詩吟集〈別版〉』同様、歴史ある教本です。そのため、昭和41年発行以来、内容を変えていません。
多彩で難易度の高い節調が多く、総元代範取得者用の教本です。

【主な内容】
李白「山中問答」「静夜思」 杜牧「江南春」 孟浩然「春暁」
白居易「対酒」「長恨歌」
頼山陽「述懐」「冑山歌」「静御前」 西郷南洲「知天意」 他
和歌
(明治天皇御製、吉田松陰 高杉晋作、頼山陽、西郷南洲 他)


『百人一詩集』 

『朗誦』同様、総元代範取得者用の教本です。初版は昭和37年に発行されました。
漢詩と和歌が収録されています。
神風流創始九十周年を記念し、巻末に俳句を加えた改訂版が発行されました。



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詩吟神風流総本部
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