第52回新年全国詩吟大会兼各杯コンクール決勝


日時 令和4年2月20日(日)

場所 東京都北区北とぴあ さくらホール

主催 全日本詩吟道連盟

後援 東京都 詩吟神風流総本部


【御挨拶】

 寒さの中にも春の訪れを感じる季節になりました。ご来場をいただきまして誠に有難うございます。全日本詩吟道連盟は、日本の素晴らしい伝統文化としての詩吟を全国的に普及発展させるため、設立以来コンクール大会を継続的に開催して参りました。昨年は新型コロナウイルス感染症の影響により中止となりましたが、本年は此処北とぴあさくらホールに於いて、第52回新年全国詩吟大会兼各杯コンクール決勝大会が開催されますこと誠に喜ばしく、ご協力賜りました皆様方に深く感謝申し上げます。詩吟は、その詩文が持つ表現を謳い上げるものであります。名詩名歌を腹式呼吸によって力強く朗々と吟じる時、吟じる者は勿論、聞く者にも気が漲り、元気を与えてくれる力があります。詩吟ならではの表現方法と芸術性を受け継ぎ、後世に伝えていくことは、日本の伝統文化の発展に寄与するものであります。その一端として、コンクール大会を開催しておりますが、こうした全国的な活動により、新たに詩吟を学ばれる方、次代を担う方が増えることを心から願っております。出吟される皆様、ご指導される先生方におかれましては、日頃の成果が発揮されますように、また今後尚一層のご活躍を祈念申し上げます。(大会プログラムより)

全日本詩吟道連盟理事長
詩吟神風流三代目総元
岩淵 神風





【開会式】

感染防止対策として、客席では一席あけての着席、発声禁止である。「君が代」を山口神皣大会副委員長が独唱し、会場の皆様は心の中での唱和となった。


開会式


【コンクール優勝杯返還式】

感染防止対策として、今大会では式典が中止となっため、コンクール開始前には優勝杯返還のみが行われた。前回のコンクール優勝者 大堀明風さんより、西川神鳳大会会長に優勝杯が返還された。



【コンクール決勝】

一般の部、各杯の部独吟では、各地区の予選会で選出された方々が出場した。

ご来賓の水木翔子先生(日本音楽著作権協会正会員)、大本京先生(ヴォイス・トレーナーズ アカデミー代表理事)審査員として会場の皆様に紹介された。


水木先生、大本先生はじめ審査員の先生方


【コンクール表彰式】

◎全国コンクール 一般の部 入賞者

優勝    土井俊風   神奈川地区

準優勝   香田扇風   新潟地区

努力賞   福田賢風   神奈川地区

努力賞   片岡康風   東京地区

奨励賞   鈴木賀風   新潟地区

奨励賞   栗原道風   埼玉地区


一般の部 表彰式


◎全国コンクール 各杯の部 独吟

文部科学大臣賞    金田加風 関東第二地区

東京都知事賞     宮嶋麗風 新潟地区

岩淵神風賞      尾身鯨風 新潟地区

全日本詩吟道連盟賞  西村治風 京都地区

努力賞        山本博風 東京地区

努力賞        杉尾嶺風 神奈川地区

奨励賞        宇野和風 神奈川地区

奨励賞        山下岳風 新潟地区


全国コンクール各杯独吟の部 表彰式


◎全国コンクール 各杯の部 合吟

 文部科学大臣賞   神笙会   東京地区

 岩淵神風賞     神潮会   東京地区

 全日本詩吟道連盟賞 如水朗誦会 関東第二地区

 

全国コンクール各杯合吟の部 表彰式


【文部科学大臣賞】


「思坂本龍馬」を吟詠 金田加風さん

大会終了後 金田さんと荻窪教室の先生方



今回、文部科学大臣賞を受賞された金田加風さんは、私が講師を努めているよみうりカルチャー荻窪教室の生徒さんです。よみうりカルチャー荻窪教室は、開設当初から神風流の詩吟講座がありました。二代目総元先生が講師を長く努められた後、本部の先生方に引き継がれ、その後、私が引き継いだのは6年程前です。教室開設当初から、コンクールを目指して歴代の先生方が熱心に指導されてきました。現在は、荻窪教室の「詩吟 初級クラス」に詩吟を初めて習う方の受講が増え、大変喜ばしいことです。詩吟が初めての方でも、声を鍛え、芸を磨くことで、年齢問わずコンクールにチャレンジすることができます。ご興味のある方はぜひお問い合せください。


神風会館教室(最寄駅 馬喰横山、東日本橋)