神風流創始九十周年記念詩吟大会







平成27年11月2日・3日、日比谷公会堂に於いて全国詩吟大会を開催致しました。多数の皆様のご来場をいただきまして、誠にありがとうございました。

【詩吟神風流総本部】  
住所 東京都新宿区二十騎町2-30
電話 03-3266-6322




神風流毎年春秋の全国詩吟大会を日比谷公会堂で開催してまいりました。
全国詩吟大会には、毎年、関東地区をはじめ、京都・新潟・信州・東海・東北・九州よりご参加いただいております。この度の九十周年記念大会にも、地方各地より新幹線、飛行機、貸し切りバスなどを利用しての参集で、駐車場もバスと乗用車で溢れる程になりました。
また、ご来賓の方々を多数お迎えし、盛大裡に開催することができました。改修前最後の日比谷公会堂での開催ということもあり、大変感慨深いものとなりました。
ご協力・ご参加いただきました皆様方に心より感謝申し上げます。










《写真》 記念式典
衆議院議員野田聖子先生、平将明先生、参議院議員橋本聖子先生からご祝辞をいただきました。






《写真》

詩吟神風流総元二代目 岩淵神風
神風流創始九十周年大会 御挨拶 

 詩吟神風流が今日ありますのは、各方面の方々の御後援・御支援を賜りましたこと、そして多数の会員の皆様方が熱心に勉強してくださったという長年にわたる成果によるものと、皆様方の御協力に心より感謝申し上げます。

 詩吟は、幕末期、武士階級の間に広まり、特に我が国の国難の時期に於いて盛んになりました。漢詩を吟じることは、心を培い、困難に打つ克つ精神を養うことにもなります。そうした歴史の精神と漢詩という世界最高の文学を学ぶことを誇りに思い、後世に伝えることを使命としていきたいと思う所存です。時代の変化の中にあればこそ、精神的な勇気づけに詩吟が一翼を担うものと考えます。
 神風流が九十年の伝統の上に築き上げた「吟法」「詠法」は力強い発声と多彩な音色を特徴としております。会員の皆様方はその吟法を学び、鍛錬してこられました。他の人に教え、同時に他の人から教えられるものを持ち、触発し合えることが、芸の発展の原動力になります。また、「音声は丹田より発し抑揚頓挫は自然なるを要す」と神風流吟詠五則にありますが、高齢化時代を迎えた今日、この丹田を鍛える詩吟が健康に資するものと評価をいただいております。
 神風流の九十年の歴史は誇り得るものであります。これまで大切にしてきた伝統を継承しながら、今後は時代に即した新しい取り組みを加えて参ります。神風流の詩吟を吟じることに自信を持ち、堂々と世間に広め、伝承していくことが社会のためになると信じ、これからも歩みを止めることなくご協力いただきますようお願い申し上げます。 
 (大会挨拶より一部抜粋)