2017年全国詩吟大会のご案内


【日時】
 2017年11月3日(祝)
【会場】
 有楽町よみうりホール 
 読売会館(ビックカメラが入っているビル)7階
 有楽町駅 国際フォーラム口からすぐ
 地図 http://yomi-h.jp/access
【入場料】
 無料


今年の特別企画は「日本の名詩」
 
昨年の全国詩吟大会の特別企画は、中国の歴史と楊貴妃をはじめとする四大美人をテーマにした内容でしたが、今年は日本の詩吟がテーマです。

日本の詩吟というと、どのようなものを思いかべるでしょうか。



昔の日本人が詠んだ漢詩作品は、現代の日本ではあまり知られていないような気がしますが、富士山や平泉、琵琶湖といった四季折々の日本の美しい自然や風景が多くの詩吟になっています。
いにしえの人たちは、どのように風景を見て、どのように感じていたのでしょうか。旅に出ると、どのような出会いがあるでしょうか。美しい風景との出会いもあれば、故郷を思い出し、家族への憶いを募らせることもあるでしょう。そうした気持ちが詠まれています。

 「白虎隊」も有名な詩吟です。

会津若松城

他にも、日本人が昔から慣れ親しんできた物語や歴史を題材にした作品が詩吟で吟じられています。
源義経、静御前。本能寺の変。楠木正成と正行親子。石童丸の物語・・。



また、戦国時代の武将や幕末の志士、明治維新の立役者など、歴史上の人物が詠んだ名句や名詩も沢山あり、様々な人生が詠まれています。
今回、「本能寺」を京都吼風会の吟詠で、良寛の漢詩と和歌を良寛ゆかりの地である新潟県劔豪会・松悠会の吟詠と詩舞でお楽しみいただけます。全国詩吟大会ならではの企画です。

良寛和尚が過ごした五合庵

盛り沢山の詩吟からなる今回の企画ですが、吟題ごとに6つのタイトルがつけられています。それぞれのタイトルにどの吟題があてはまるのか想像していただくのも楽しいかもしれません。

(1)乱世に生きる
(2)里を訪ねて
(3)日本人に語り継がれてきた忠義の心
(4)祝いの席で
(5)どこまでも美しく
(6)勝てば官軍負くれば賊臣

筋書きがある企画構成ではないので、途中からでもご覧いただけます。
独吟、合吟の他、詩舞、剣舞、華道吟、書道吟、神風流の秘曲である長詩もあります。
プログラムは158番まで、午後7時頃まで開催していますので、お気軽にご来場ください。




プログラムの表紙には、数少ない職人さんによる箔押しが施されています。
日本の伝統文化をぜひこの機会にお楽しみください!