平成30年 吟詠コンクール

平成30年8月26日(日)新宿区牛込箪笥ホールにて、関東第二地区吟詠コンクール予選会が開催されました。


五段~七段の部、八段~神号の部では、予選を通過すると全国コンクール決勝大会に進むことができます。



コンクールの審査は午後から始まりました。
最初は、初段~四段の部です。まだ詩吟を始めたばかりの生徒さんたちですが、この日の舞台のためのひたむきな努力が伝わってきました。一所懸命さというものは、見る者、聴く者に感動を与えるのだと思いました。

続いて、五段~七段の部、八段~神号の部となりました。
優勝者には、メダルと賞状が授与されます。



審査員は、私も含めて13名でした。審査の対象は、詩吟の発声、節調、発音、声量、詩心、態度ですが、もっと言うと、詩吟の基礎ができていること、さらにその上での朗々とした吟詠、スケール感の大きさ、メリハリのある表現力、というところが評価の対象となったのではないかと思います。

コンクールの後、総元代範の先生方が吟詠されました。

最後は、総元岩淵神風先生の吟詠でした。
吟題は、元田東野作「中庸」

勇力の男児は 勇力に斃れ
文明の才子は 文明に酔う
君に勧む 須らく 中庸を 択びゆくべし
天下の万機は 一誠に帰す

元田東野は、20年間明治天皇の侍講を務め、その人柄は、温厚で誠意をもって何事も貫き、道理のあるところは所信を曲げなかったといいます。その「剛毅果断」を総元先生は吟じられました。

 
コンクールの審査結果発表と審査講評の様子です。


まず、ご来賓の水木翔子先生から審査講評をいただきました。
詩吟が上手になるためには
・日頃の基礎体力作りと同じように、基礎的な発声と呼吸の練習から始める。
・基礎的な音程が安定するのは、練習次第。
・基礎ができたら、詩文の内容を自分のものにする。そうすれば、声が膨らみ、抑揚をつけることができる。
・詩文に感情や魂を入れ込むことが大事。そうすれば、音程もついてくるし、深い声というものができてくる。声を絞ったり、音色を作ったり、綺麗な音程を作ったりできる。
・詩の言葉に真摯な気持ちであること。
・詩の主人公になりきること。

水木翔子先生は、作詞・作曲家、歌手、ヴォーカルトレーナ―として多方面でご活躍されています。私も水木先生がパーソナリティーをつとめるインターネット番組に出演させていただいております。

また、審査講評は富野先生からもいただきました。今年の秋季全国詩吟大会が「明治維新150年企画」ということもあり、明治天皇の皇后昭憲皇太后の歌「金剛石」が紹介されました。
ダイヤモンドも磨かなければ宝石としての光はでてこない。人も学んでこそ磨かれるのだから、時を惜しんで励む。芸道も同じ。先生に素直に学び、修得することの学びの道についてお話しされました。

総元岩淵神風先生による表彰状の授与式の様子です。




総本部教室では、森田怜風さん(よみうりカルチャー浦和教室)が「初段~四段の部」で2位。金田加風さん(よみうりカルチャー荻窪教室)が「八段~神号の部」で見事1位となりました!! 
金田さんは昨年に続き、決勝大会出場です。
決勝大会は、平成31年1月27日(日) 渋谷区文化総合センターさくらホールで開催されます。