新年全国詩吟大会のコンクール課題吟の変更、そして練習

今年のコンクール予選会より、コンクール課題吟が変更になるという案内がありました。

◆ 一般の部(5段~7段)
「金州城」 乃木希典
「城山」 西道僊

「爾霊山」 乃木希典  
「偶感」 西郷南洲
「寄家兄言志」 広瀬武夫
「偶成」 朱熹 
「富士山」 石川丈山
「早発白帝城」 李白
「芳野懐古」 梁川星巌 
「出郷作」 佐野竹之助 
「海南行」 細川頼之  
「楓橋夜泊」 張継   

◆各杯の部(8段~神号)
「題常磐抱孤図」 梁川星巌
「逸題」 乃木希典 
「稲叢懐古」 太宰春台 
「渡桑乾」 賈島
「武野晴月」 林羅山  
「別董大」 高適
「哭晁卿衡」 李白
「塞上聞吹笛」 高適
「江南逢李亀年」 杜甫
「湘南即事」 戴叔倫
「重宿楓橋」 孫覿
「出塞行」 王昌齢
「清明」 杜牧
「越中懐古」 李白
「思坂本龍馬」 河野天籟


今回、「題壁」「題不識庵撃機山図」「飲某楼」「涼州詞」といった吟が課題吟から外れました。

課題吟は3年毎に変更されるので、また復活するかもしれません・・・。

課題吟の変更を受けて、私の教室でも早速練習を始めました。
コンクールを意識して練習すると、確実に上達します。その練習の過程が「かけがえのない宝」になります。「精一杯できるだけのことをやる」というのは、本当に素晴らしいことだと思います。

先月行われた全国コンクール決勝大会入賞者の多くは70代。
50代から80代までの方がいらっしゃいました。
詩吟は、シニアから始めても充分に上達できますし、色々な経験を重ねてこられてきたからこその味わいというものがあり、それが詩心の表現につながっていきます。
年齢関係なく、ぜひ挑戦してみてほしいと思います。

先月の大会の入賞者表彰式で、賞状を授与されて涙ぐんでいる方を見て、心から感動しました。
結果が出たときに涙が出るのは、それだけ努力をされてきたのでしょう。
私もこの仕事をしてきて良かったと思えるような本当に素敵な涙でした。そして、何事も精一杯努力するという尊さを教えていただいたような気が致しました。

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先月行われたコンクール決勝大会各杯の部 1位 2位

一般の部 優勝 準優勝



私が講師を努めている総本部荻窪教室から決勝大会に出場した金田加風さん 各杯の部入賞!