新年全国詩吟大会

第47回新年全国詩吟大会兼各杯コンクール決勝が、練馬文化センターで開催されました。
式典では・・・

前回最優秀各賞の返還から始まり、御来賓の衆議院議員菅原一秀先生、ヴォイス・トレーナーズ・アカデミー学長大本恭敬先生、声楽家杉本共栄先生から御祝辞をいただきました。

続いて、詩吟神風流総元岩淵神風先生による吟詠指導は、明治天皇御製「天」です。

あさみどり澄みわたりたる大空の広きをおのが心ともがな

空と心が共通していることは、どこまでも広いということです。
誰にでも「心」が授けられていて、それは大空、さらには宇宙よりも広く果てしないもの。そのことに歓びを感じる吟です。
 
式典後、全国コンクール決勝大会が始まりました。
抽選より出吟順位が決められました。

写真は、各地区予選の難関を勝ち抜いてきた吟士による吟詠の様子です。

コンクールの課題吟は、《一般の部》では12題、《各杯の部》では14題ありますが、その中で全国コンクール決勝に出場した吟士の吟題は次の通りでした。

《一般の部》 
李白「早発白帝城」 3名
頼山陽「題不識庵撃機山図」 1名
広瀬武夫「寄家兄言志」 5名
伊藤博文「飲某楼」 2名
谷口廻瀾「山中幸盛」 2名 ※
細川頼之「海南行」 2名 ※
梁川星巌「芳野懐古」 1名 ※

《各杯の部》 
林羅山「武野晴月」 5名
木戸孝允「偶成」 2名 ※
梁川星巌「題常磐抱弧図」 1名
太宰春台「稲叢懐古」 3名
杜審言「渡湘江」 2名
杜甫「江南逢李亀年」 1名
杜甫「貧交行」 3名
杜牧「清明」 1名 ※
王安石「泊舟爪洲」 1名
李白「越中懐古」 2名 ※
木戸孝允「偶成」 2名 ※
梁川星巌「題常磐抱弧図」 1名
太宰春台「稲叢懐古」 3名
(コンクール課題吟は入れ替えがありますが、※印の吟題は今後変更される予定になっています)





                      (2016年1月24日)